忍者ブログ
2024.04│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

かおり(Twitter: @Kaori_Sokichi)の日常のあれこれです。9割が手帳についてです。

2024年04月28日 (Sun)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2017年09月02日 (Sat)
手帳の本格運用を始めてそろそろ1年になります。

私は両親と同居しているのですが、父は1日1行分の小さい手帳ユーザで、母は仕事の関係上、私や父より5倍ぐらい書くべきことがあるはずなのに手帳というものを嫌悪して使わない人です。

家族の中で唯一腕時計を常用していたり、アナログ手帳を使っていたり、両親とは違う文化を色々持つに至った私なのですが、親としてはそれが面白くないのか逆に面白いのか、先日「手帳をつけて何が面白いの?」と言われました。
私としては、効率化を第一に考えなければならない仕事と違って、こういう趣味とかの場であれば「面白い」とか「楽しい」とか、その程度の理由で十分だと思うタイプなのですが、今回ちょっと真面目に「なぜ手帳を書くのか」を考えてみました。


結論を先に言います。精神衛生上役立つからです。

1. 予定が立てやすい

先ほど母は、書くことが多いのに手帳を一切使わないし嫌悪していると書きましたが、実は母はすさまじい記憶力の持ち主です。そのため手帳を必要としておらず、多くの天才の例にもれず、私のような、明日の予定すら記憶していられない「凡人」の気持ちがある意味で分かっていないから、手帳なんて「手間がかかるばかりのもの」を嫌悪している、というのがおそらく正直なところなのだと思われます。

というわけで、凡人に生まれた私は、スケジュールの管理というものに自信がありません。人間、やってみれば案外なんとかなるものですし、手帳を手放せば意外と覚えていられるかもしれませんが、やはり自信がないですし、不安にもなります。
それが、手帳に先の予定を書いているだけで不安がぬぐえるわけですから、安いものです。つまらない不安でも結構精神力を消耗しますからね。

2. 「やらなきゃいけない状態」が短縮できない

「やらなきゃいけない、でもできない」というのは、精神衛生上ものすごく悪いというのは周知の通りだと思います。実際には手帳にTo-Doを書こうが「やらなきゃいけないのに(面倒だから)やらない」ということはしょっちゅう起こしているので何とも言えないところもありますが、やるべきことを割り振って、かつ明文化するだけでもかなり効果があると思っています。

漠然とタスクがあるけれどそれが何で、終了条件が何なのかもよくわからない……というのは怖いことです。また、明文化するだけでもうっかりミスが減らせます(そのため私のTo-Do手帳には「Tカードを私用財布から仕事財布に移す」みたいなしょうもないものもたくさん書いてあります)。

かつ、考えるべきことも「いつ考えるか」を決めておけば、その日まで考えなくてすむわけですから、悩みを長引かせずに済みます。

3. オンオフの切り替えができる

これは手帳をわざと仕事用/プライベートで分けている私だけかもしれませんが、オンオフのスイッチの切り替えができます。
ただ、両方の予定を一元管理する母艦を用意しておかないとダブルブッキングの原因になりますが。

4. 肉体的/精神的異常に気付きやすくなる

これは「日記」とか「lifelog」とか呼ばれるものについてですが、記録をこまめにとっておくことは、その時は無意味でも、後からものすごい意味を帯びることが多々あります。

一度メンタルなヘルスにかかったことがあるのですが、何が正常で何が異常か、あるいはどういう状況下で良くなる(or 悪くなる)かというのは、実は常時記録をとっておかないとわかりません。

一例をあげると、私は外出して楽しいことがあると、就眠時間が3時間程後ろ倒しになることがあります。おそらく精神が(良い意味で)高ぶるからで、その後は普通に眠り、普通に起きることができるので何ら問題はありませんでしたし、何も問題がないからこそ、昔は気づいてすらいなかったのでしょう。
ところが、病気が治りかかりの頃、それまでの不眠症状がやっと治ったばかりだった私は、外出後その"症状"を起こし、「もしや無理して外出したから不眠症状がぶり返してしまったのではないか」と布団の中で戦々恐々としていました。
これも、健康な状態の時から記録をとっておけば何ら不安はなかったですし、むしろ不眠ではないかと不安がる方がよっぽど危ないです。

また、肉体面についても使えます。
それからしばらくしていよいよ元気になってから、私は風邪をひいて、薬を服用していました。症状は咳や洟だったのですが、翌朝起きてみると咳や洟は止まったもののめまいと吐き気がひどく、呼吸も苦しくなっていました。
不眠症状疑いのときの反省から結構細かく記録をとるようにしていた私は、原因を探ろうと手帳を読み直していたところ、処方薬を飲んでから調子がおかしいということに気づき、薬局と連絡をしました。その結果、副作用の疑いが強いということで、薬を変えてもらうに至りました。その結果、症状のうち咳・洟が戻り、めまいと吐き気は止まり、そして呼吸の苦しさが相変わらずだったことから、咳と洟は薬の効用で止まっていただけで、めまいと吐き気は副作用、そして息苦しさは新しい症状だということが判明しました。
実はその後取り替えてもらった新しい薬でまた副作用を起こし、結局1週間を棒に振ったのですが、異変に早く気付けるというのは大きいです。

あと、追加するなら、感情を文章化するのは、それそのものが身体によいらしいです。


このように、意外とココロに効くなあ、というのが答えです。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
←No.8No.7No.6No.5No.2No.1
プロフィール
HN:
かおり
P R